ポルトガル紀行 最古の大学 コインブラ大学 ハリポタの魔法学校のよう
ポルトガル紀行第9弾は
ポルトガルの名門国立大学
コインブラ大学
13世紀に設立され、世界最古の大学のひとつ
かつては王宮だったこの大学は、世界遺産にも登録されおり
もちろん今も2万人近くの学生が学んでいます
黒いマントを着た生徒が行き交う姿は
さながらハリポタの魔法学校のようですね
写真は学生広場に建つ
時計塔 と ラテン回廊 です
17世紀頃に造られた時計塔は
今でも時を刻み鐘の音を聴くことができました
ラテン回廊の建物内では
ラテン語で話すことが義務付けられていたため、この名がついたとか
また広場の中央には、設立者のポルトガル王ディニス1世の像があります
この広場には、鉄の門と呼ばれる入り口から入ります
門の上部には学生マントの切れ端が結びつけられていますが
卒業の証なのだとか
また、女子学生が好きな男子学生のマントの切れ端をもらうという
日本の "第二ボタン" 的な伝統もあるそうですよ
国は変わっても共通していて面白いですね
門の入口には、大理石を用いたモザイク画
知の神ミネルヴァ
最初に訪れたのは、校内の
サン・ミゲル礼拝堂
入口の扉も重厚感がすごいです
中は大学内とは思えない豪華さ
横から突き出たパイプオルガンは迫力大です
2000本のパイプで構成されているそうです
生徒が結婚するときは、ここで結婚式を挙げるとか
まさに天にも祝福されそうです
お次は図書館への移動の合間に見える景色を
当時は、野蛮な(今で言う不良?ヤンキー?昔で言うバンカラ)学生が
一種の格好良さや憧れの象徴でもあったそう
そんな校則破りや犯罪を犯した学生を投獄する監獄の跡がありました
学生に限らず、教師も学生の家族も
大学に関係する犯罪者はここに入れられていたそうです
次は、ラテン回廊から中へ入ったところにある
武器の間
こちらの入り口の彫刻も素晴らしい
大学の公式セレモニーで
警護の人たちが使用していた武器や儀仗が飾ってあります
天井も豪華
続いて、壁が黄色いことから
黄色の間
元々王宮だったときは、王の居住区域の部屋で
黄色は医学部のシンボルカラーだそうです
学部カラー一覧
- 文学・人文学(ダークブルー)
- 法律(レッド)
- 医学(イエロー)
- 薬学(パープル)
- 科学技術(ブルー&ホワイト)
- 経済学(レッド&ホワイト)
- 心理学・教育学(オレンジ)
- スポーツ科学・物理教育(ブラウン)
ジョアン3世回廊
途中、廊下で遭遇する女神像も
何なのかはわかりませんが歴史を物語っていますね!
3枚目は講堂
観光時、会議か何かで実際に使われていて入れませんでしたが
学位授与などの重要なセレモニーが行われる
帽子の間
回廊の窓から覗きました
王宮時代は一番広いホールだったそうで、シャンデリアがとっても豪華
歴代国王の肖像画が掲げられています
そして、歴代総長の肖像画が並ぶ
試験の間
資格認定前の厳格な問答が行われる部屋だそうです
余計に緊張するんじゃないでしょうか…汗
ここは王宮時代は寝室だったそうです
天井のフレスコ画が今でも鮮やかで迫ってくるような感覚です
最後に、売店のお土産ショップへ
すぐ近くに職員室みたいな部屋や、学生の食堂のようなところが
ここだけ見ると普通の大学って感じで親しみやすいですね笑
皆さんものすごく優秀なんだろうな~
次回は、コインブラ大学にある
世界一美しいと言われる図書館へ