ポルトガル紀行 スペインの聖地「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」で聖ヤコブに逢う
ポルトガル紀行第5弾の舞台はスペイン
キリスト教の聖地
スペインの北西部ガルシア州の州都にあります
エルサレム・バチカンに並ぶ、キリスト教の三大聖地のひとつで、世界遺産です
キンターナ広場
クリスマスのイルミネーションが設置されています
今は交通の便がありますが
昔の時代はヨーロッパの各地から
巡礼者が「生きているうちに一度は訪れたい」と
大変な思いで訪れていたようです
現代の巡礼者も見かけました
バックパッカーのような格好で、基本的に歩いて訪れているとか!
コンポステーラはふさわしい場所
つまり「聖ヤコブにとってふさわしい場所」
十二使徒の最初の殉教者
この地は彼が布教活動を行い、写真の大聖堂には亡骸が埋葬されています
まずは、街を散策
古い建物が立ち並ぶ小道がたくさん
こちらのカフェは、なんと約150年の歴史があります
スペインならではの、オシャレな生ハム屋さんも
次のお店では、ランチをいただきました
コロッケやスペイン風オムレツのタパス料理です
レストランの近くには大学がありました
こちらも古き良き建物という感じです
アラメダ公園
二人のマリア像
この地域に実在した姉妹がモデルだそうです
また、有名な詩人
ファン・ラモン・ヒメネスの像がベンチに座っていて
一緒に座って写真が撮れます
さて、この地で有名なお土産は
アーモンドクッキーなのですが、元祖は
サン・クレメンテ修道院
売り場は、ガイドさんがいないと大変わかりにくい場所です
まさかこんな鉄格子越しに買うとは思いませんよね
(手前はクッキーではなくケーキです)
アーモンドクッキーは12個入りで€6
見るからに甘そうです…笑
もうひとつ、有名な特産品は
テティージャという円錐形のチーズで、通称おっぱいチーズです笑
その昔、教会にたてられた女性の像がけしからんということで
胸の部分を削ぎ落とされたのですが、それはそれで可哀想だということで
このチーズができました
味はなめらかクリーミーだそうです
そして、いよいよ聖ヤコブの大聖堂に入ります
大掛かりな修復工事中でしたが、主祭壇は見ることができました
周りは工事の幕が張ってあり、全体は写してませんが
中心に聖ヤコブの像が立っています
パッと見残念な感じもしましたが、なんと!
聖ヤコブの後ろ(祭壇の裏側)に回ることができるんです!
金色の細かい装飾が素晴らしい!
天蓋を支える天使達の像は
近くで見るとすごく大きくて力強く、大迫力です!
そして、聖ヤコブの後ろ姿は何とも神々しい
ローブ?の細かい装飾と、本物か偽物かわかりませんが
宝石がたくさん埋め込まれています
聖ヤコブ像を後ろから抱擁し、祈ることができます
外国の方は長い間ハグして祈りを捧げていました
祭壇後方を過ぎた後は、祭壇の地下へ
奥の棺の中で、聖ヤコブの亡骸が眠っています
神聖な雰囲気で、なんだか心が洗われるよう…
修復工事中は行われていないそうですが
ミサ中には、ボタフメイロという大香炉を
8人がかりで聖堂内で大きく揺らすそうです
(中央祭壇の写真に写っている、上の部分の黒い影です)
かつてはお風呂にも入らず旅をしていた巡礼者たちの
体臭を紛らわすためだったとか
中央祭壇の脇には聖マリアの祭壇もありました
大聖堂にはお土産屋さんもあり
巡礼者のモチーフである貝のマークのトレーナーを買いました(€25)
「EL CAMINO DE SANTIAGO(サンティアゴの道)」と書かれています
最後は、大聖堂が面するキンターナ広場にあるホテルをちょっとご紹介
Hostal Reis Catolicos(オスタル・ドス・レイス・カトリコス)
5つ星の国営ホテルで、15世紀には巡礼者の救護院だった、歴史ある建物です
宿泊しないので、エントランスのみの写真ですが
それでも素晴らしい…泊まってみたい!
ポルトガルを離れ、歴史ある街、そしてキリスト教の聖地でのひとときでした